ウィーン・フィルがアカデミーを創設 第1期生は12名
ヴァイオリンは2名 個人レッスン・オケ実習・室内楽等で育成 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がオーケストラアカデミーを創設し、次代を担う若手演奏家の育成に乗り出した。 2019年夏に行われたアカデミー第1期生のオーディションに合格したのは12名。 年齢は18~27歳、11の専攻楽器に渡り、国籍はオーストリア4名、アメリカ2名、韓国、ロシア、スロヴェニア、スイス、イタリア、ハンガリー各1名だった。...
View Article【藝大】合否判定基準に言及-令和2年度音楽学部募集要項
「合格基準点」・「楽器の枠」・「実技の順位付け」 東京藝大が、令和2(2020)年度音楽学部入試の学生募集要項を公式サイトに掲載した。 今回の募集要項には、これまでほぼベールに包まれていた合否判定基準について、従来よりも踏み込んだ記述が見られる。 注目されるのは以下の3点だ。※募集要項の「7.試験科目一覧および合否判定方法・基準」より...
View Article【King Gnu 常田大希】藝大・チェロ・Nコン・マリンバ 異才に注ぐ音楽の水脈
斬新な音楽的書法の『白日』 メジャーデビュー1年目にして、「第61回日本レコード大賞」優秀アルバム賞を受賞、NHK 紅白歌合戦初出場を決めた、大プレイク中のロックバンド King Gnu(キングヌー)。 テレビドラマの主題歌となったメガヒットチューン『白日』は、ストリーミング総再生回数で1億回を突破した。 また、『白日』の MV...
View ArticleKing Gnu(キングヌー)が J-POP 最強バンドである4つの理由
King Gnu(キングヌー)がまだあまり知られていない頃、常田大希はこう言った。 「今一番売れている音楽が、最も良い音楽だなんて思わないでほしい」 最高のクォリティの音楽を、日本で一番売れる音楽にする。 そんな野望を着々と実現しつつある King Gnu(キングヌー)。 現 J-POP シーンにおいて、最強のバンドと呼ぶにふさわしい、その稀有のスペックと戦略を明らかにする。...
View Article【楽器ケースに入って国外脱出】1966年に前例があった?
楽器ケースに入って、国外脱出する。 そんなスパイ映画さながらの手口が現実に可能なのだろうか? かつて、あるスパイの国外逃亡事件の際に、楽器ケースが脱出の手段に使われたとの情報が駆け巡ったことがある。 ハープケースに入って国外逃亡? 冷戦(Cold...
View Articleウィーン・フィルは超多忙 歌劇場と楽友協会だけで年間300公演以上
歌劇場でのオペラ・バレエ公演。それに楽友協会での定期・一般公演、国内外ツアー、音楽祭、室内楽、教育活動等が加わる。 まさに年中無休状態のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。 特に4名体制で回すコンサートマスターのポジションは多忙を極め、最近、難航の末ようやく採用した候補者が退団する事態も生じた。 本職は歌劇場オーケストラ、シーズン中はほぼ毎晩演奏...
View Article【芸大入試】共通テストの英語を何とか 「しのぐ」 その一手とは?
「基準点に満たない者は不合格」 実技検査の出来で、ほぼ合否が決まると言われる東京芸大音楽学部器楽科入試。 従来、センター試験の成績は最終合否判定の際に「参考程度」に用いるとされていたが、2020年度の学生募集要項ではより踏み込んで、「得点が当該受験年度の基準点に満たない者は不合格とする」とされた。...
View Article【藝高入試2020】受験者はヴァイオリンが7名増、ピアノと管打楽器は大幅減
2020年1月20日から始まる「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(藝高)の入試に先立って、1月19日、藝高構内の掲示板に「入学試験に関する注意事項」・「第1回集合時間」・「ピアノ専攻課題曲演奏箇所」が掲示され、同内容が藝高公式サイトにも公表された。 集合時間表によれば、今年のヴァイオリン専攻の受験者は31名で、昨年(24名)より7名増加した。(昨年のヴァイオリン専攻の最終合格者数は9名)...
View Article【藝高入試2020】 ヴァイオリン専攻 第1回合格者発表
19名が第2回へ 1月20日17時20分、「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(藝高)入試のヴァイオリン専攻第1回目の実技試験の結果が藝高公式サイトに発表され、受験者31名のうち19名(61%)が合格、第2回試験に進んだ。 昨年は24名中16名(67%)、一昨年は25名中18名(72%)が第2回試験に進んだ。(昨年のヴァイオリン専攻の最終合格者数は9名)...
View Article【藝高入試2020】 最終合格者40名、競争率2.33倍
ヴァイオリン専攻の最終合格者は12名 1月25日13時、令和2(2020)年度「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(藝高)入試の最終合格者が発表された。 今年の最終合格者数は計40名※(11専攻)。昨年より2名少なかった。※併願合格者1名含む 受験者は昨年より22名少ない計93名(13専攻)、競争率は2.33倍だった。(昨年は115名⇒42名で2.74倍、一昨年は97名⇒40名で2.43倍)...
View Article日本コロムビアの新レーベル“オーパス・ワン” 新世代クラシック演奏家を公募
2019年に始動した日本コロムビアのクラシック音楽の新レーベル“オーパス・ワン”。 そのレーベル名は新時代アーティストの「作品1(Opus One)」を生み出すことを企図している。...
View Articleヒラリー・ハーン スズキ・メソードと37年ぶりの邂逅
ヴァイオリニストのヒラリー・ハーン氏が、スズキ・メソードの教本(英語版)の模範演奏となる新たな音源を録音することがわかった。 対象となる教本は、“Suzuki Violin School ”Vol. 1-3(Alfred Music Publishing)。 これまでの音源(クリーヴランド管弦楽団元コンサートマスター William Preucil 氏による)に取って替る形となる。...
View Article【藝大】専攻実技試験の「出題意図」
専攻実技は概ね3つの観点から評価される 東京藝大の入試情報サイトに、昨年度(2019)の専攻実技試験の「出題意図」が公表されている。 以下、器楽科の弦楽器・ピアノ・管打楽器の各専攻別に、その内容を要約する。 弦楽器専攻(第1回・第2回) 作曲家の作品を演奏するにあたり、その内容や様式を理解しているかどうか 的確に表現するための十分な技術を備えているかどうか...
View Article【藝大】 令和2(2020)年度入学試験 志願状況を発表
美術学部は志願倍率12倍、音楽学部は6年ぶりに・・・ 東京藝術大学の入試情報サイトに、令和2(2020)年度の美術学部と音楽学部の入試志願状況(2月13日確定)が発表された。 美術学部の一般入試の志願者数は、昨年比微減の2793名(昨年2828名)。募集人員は234名で、志願倍率は11.94倍となった。(昨年は12.09倍)...
View Article効く言葉
photo by Yaropolk 才能は内なる可能性を表す「風」。創造性のスキルはその「風」を受けて、芸術という船を進める「帆」。「帆」がなければ、才能という「風」は吹き去っていくだけで、どこにも連れて行ってはくれない。 -ジェラルド・クリックスタイン-( <著者に聞く> ジェラルド・クリックスタイン氏インタビュー 『成功する音楽家の新習慣』が演奏家たちの熱い支持を集める理由)...
View Article故障知らずの「左手」を見分ける 5つのチェックポイント
あなたの左手は故障知らずの「ヴァイオリニストの左手」になっているでしょうか? 以下に、それを見分けるための5つのチェックポイントと、現状を改善するための練習法を紹介します。 左手の指を強く押さえつけていないか 左手の指を力いっぱい押さえつけてはいませんか? ヴァイオリンはポジションごとに、最もよく鳴る押さえ方というものがあります。その加減をつかむことが大切です。...
View Article【藝大入試2020】ヴァイオリン51名、ピアノ121名が志願
【前年比】ヴァイオリン2名増、ピアノ3名増 2020年2月25日(火)から令和2(2020)年度東京藝術大学音楽学部の入学試験が始まる。 器楽科は2月25日(火)~27日(木)に専攻実技第1回の試験が行われるが(※)、これに先立ち前日の2月24日(月)に各専攻の集合時間と注意事項が発表された。※古楽は3月5日に実施...
View Article【芸大入試のリアル】偏差値 “ありえね” 受験常識通じぬ「異界」
「美校」入試は予備校全盛、浪人率7割 東京・池袋にある「すいどーばた美術学院」。 2019年度の東京藝術大学美術学部合格者数は84名で、5年連続で全国トップ。 専攻別でも油画・彫刻・工芸・先端芸術表現で全国第1位と、ダントツの合格実績を誇っている。 ところが、そのうちの現役合格者数を見てみると、84名中たったの18名。 全体の2割ほどにすぎない。...
View Article【芸大入試のリアル②】「現実倍率」と「黒ひげ危機一髪」
もうひとつの倍率の存在 2019年度の東京藝大音楽学部器楽科の入試結果は以下の通りであった。 募集人員: 98名 志願者: 423名 受験者: 418名 合格者: 99名 受験者数÷合格者数の「実質倍率」は、4.2倍である。...
View Article【芸大入試のリアル③】専攻実技 4つの“常ならぬ事態”
大学入試は人生の岐路である。 「そんなことは言われなくてもわかっている。心をかき乱さないで欲しい。」 そう感じる受験生は、以下は読まないで頂きたい。...
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