コンクール審査の3つの重要な観点(ピエール・アモイヤル)
パリ国立高等音楽院とローザンヌ音楽院で多くの俊英を育て上げ、著名な国際コンクールの審査委員長や審査員を歴任しているピエール・アモイヤル氏が、弦楽雑誌 “The Strad” で、コンクールの審査における重要な観点について見解を述べた。 コンクールにおいて、私は常に基本的な価値を備えていると認められる演奏家を探し求めている。...
View Article日本音コン史 順位投票から得点方式へ 黒柳徹子の父が審査(1958年)
1958年(昭和33年)「第27回音楽コンクール」(現在の「日本音楽コンクール」)の本選会の日はあいにくの雨模様となった。 バイオリン部門の出場者は雨天の湿気の影響からか、調弦にひどく苦しんだという。...
View Articleコンクールを経ずにキャリアを作る方法(ジュリアン・ラクリン)
著名なヴァイオリニストがインタビューの中で、コンクールについてこんな意見を述べている。 スポーツじゃあるまいし、音楽でお互いに競い合うという考えには共感できない。 そう述べたのは、ヴァイオリニストのジュリアン・ラクリン氏。 ウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学で教授も務めているが、有望な若手にはコンクールに出場するのはやめておくようアドバイスするという。...
View Article芥川賞作家に影響を与えた King Gnu 常田大希のツイートの中身
それは、平成に生まれ、令和でブレイクした鬼才同士が、思わぬ形でリンクした瞬間だった。 2019年に小説『改良』でデビューし、2作目の『破局』でいきなり芥川賞を受賞した作家 遠野遥(29歳)。 米津玄師のようなヘアスタイル。 高校・大学時代はバンドでギターを弾き、ひたすら運指などの基礎練習に励んだという。...
View Article文化庁の補助金に応募2万件 コロナ禍の文化芸術活動継続支援
上限20万円は採択率20% 8月28日、文化庁の「文化芸術活動の継続支援補助金」の第2次募集が終了し、これまでの申請件数と交付決定数の累計が発表された。 この補助金は、フリーランスのアーティストや小規模な団体などが、公演再開に向けての取組や技能の向上等にあたって必要となる費用の補助を受けることができ、動画配信等のICT活用や感染防止対策の取組には補助額が上積みされる。...
View Article【藝高】2021年度 東京藝大附属高入試 課題曲発表
第2回はヴュータン5番 2020年9月10日13:00、令和3(2021)年度の「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(以下、藝高)の入試課題曲(専攻実技と副科ピアノ)が発表された。 発表によれば、ヴァイオリン専攻の実技課題曲は、第1回が音階+ ローデ5番、第2回が ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第5番 第1楽章 。...
View Article【コロナ禍】それでも音大を受験する人が大切にすべき3つの事
コロナ禍の今こそ、音大をめざす “意義” を考えよう 新型コロナウイルスの感染拡大は、クラシック音楽業界に大きな打撃を与えています。 緊急事態宣言により、すべての公演が中止や延期を余儀なくされ、音楽家は仕事を失い、ホールは経営難に追い込まれてしまいました。...
View ArticleKing Gnu(キングヌー)の新曲は「三文小説」 ドラマ『35歳の少女』主題歌
クラシック音楽専門サイトでありながら、King Gnu(キングヌー)を J-POP 最強バンドとして強力に推し続ける「ヴァイオリニア」。 2020年初頭からの追跡レポートをお届けする。 ※以下、最新8・9月の動向 (2020/9/24) TVドラマ主題歌「三文小説」を書き下ろし 10/10に楽曲解禁 日本テレビ系土曜ドラマ『35歳の少女』の主題歌を King Gnu...
View Article1位藝高、2位灘、3位東大寺 「国公立100大学合格力」
全国屈指の超難関進学校がひしめく「国公立100大学合格力」ランキングで、意外な高校が初の第1位を獲得した。 9月29日、「国公立100大学合格力」ランキング【2021年入試版】が発表され、東京藝術大学音楽学部附属音楽高校(以下、藝高)が、第1位を獲得した。 藝高は昨年の第7位から躍進し、初の第1位(合格力65.7ポイント)となった。...
View Article【藝大】 2021年度 東京藝大入試 課題曲発表
またもやメンコン1楽章 10月2日、令和3(2021)年度の東京藝術大学(以下、藝大)音楽学部 入学者選抜試験の試験内容及び課題曲が発表された。(声楽科は9月4日に発表済み) 発表によれば、器楽科ヴァイオリン専攻の実技課題曲は、第1回(1次)がカール・フレッシュ:スケール・システム ホ短調とパガニーニ:24のカプリース 第18番、第2回(2次)はバッハ:無伴奏ソナタ 第1番...
View Article【藝高入試のリアル】過酷な5日間をレポート(2014年度)
最終合格までの超ハードな5日間 年明けの1月20日頃、上野公園の東京藝大付近には、様々な楽器を背負った学生と保護者の姿がある。 決して数は多くないが、どの顔も真剣そのもの。そしてプレッシャーと疲労の影がひときわ濃い。 息つく暇もないハードな5日間。 人生でも最大の試練のひとつと、経験者は大げさでなくそう語る。 専攻実技、楽典・聴音、副科ピアノ、学科試験(国・数・英)、面接。...
View Article【藝高入試のリアル】細部に迫るレポート第2弾(2015年度)
5日間の過酷なサバイバル・レース 今か今かとその瞬間を待ち受けていた受験生と父兄らの眼が、一斉に掲示板に注がれた。 2015年1月25日13:00、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校(藝高)の構内。 5日間に及ぶハードな入学試験の最終合格者が発表された。 専攻毎に受験番号が掲示され、14の専攻のうち8つの専攻で掲示された受験番号はたったの1つ。「合格者なし」の専攻もある。...
View ArticleGo To イベント チケット代を割引 クーポンを付与
10月7日、「Go To イベント」の公式サイトが公開された。 「Go To イベント」は、政府がイベントやエンターテインメントのチケット料金を補助するなどして需要を喚起するキャンペーン。 消費者は、チケット代を2割引きで購入するか、あるいはチケットを購入した後、その価格の2割相当のクーポンやポイントの付与を受けるか、いずれかの優遇を受けることができる。...
View Articleコンクールの入賞歴は本当に物を言うのか?
コンクール実績と入試 コンクールの入賞実績は音高・音大の一般入試では一切物を言わない。 入試時の専攻実技の出来が良いかどうか。 その一発評価で、ほぼ合否が決まるのが入試だ。 たとえ、学生音コンやジュニア国際コンで入賞していても、受験時の専攻実技のスケールやエチュードが正しく弾けなければ、一次で落とされる。...
View Articleコンクール審査の3つの重要な観点(ピエール・アモイヤル)
パリ国立高等音楽院とローザンヌ音楽院で多くの俊英を育て上げ、著名な国際コンクールの審査委員長や審査員を歴任しているピエール・アモイヤル氏が、弦楽雑誌 “The Strad” で、コンクールの審査における重要な観点について見解を述べた。 コンクールにおいて、私は常に基本的な価値を備えていると認められる演奏家を探し求めている。...
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1958年(昭和33年)「第27回音楽コンクール」(現在の「日本音楽コンクール」)の本選会の日はあいにくの雨模様となった。 バイオリン部門の出場者は雨天の湿気の影響からか、調弦にひどく苦しんだという。...
View Articleコンクールを経ずにキャリアを作る方法(ジュリアン・ラクリン)
著名なヴァイオリニストがインタビューの中で、コンクールについてこんな意見を述べている。 スポーツじゃあるまいし、音楽でお互いに競い合うという考えには共感できない。 そう述べたのは、ヴァイオリニストのジュリアン・ラクリン氏。 ウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学で教授も務めているが、有望な若手にはコンクールに出場するのはやめておくようアドバイスするという。...
View ArticleKing Gnu 常田大希の言葉が転機に 芥川賞作家・遠野遥
それは、平成に生まれ、令和でブレイクした鬼才同士が、思わぬ形でリンクした瞬間だった。 2019年に小説『改良』でデビューし、2作目の『破局』でいきなり芥川賞を受賞した作家 遠野遥(29歳)。 米津玄師のようなヘアスタイル。 高校・大学時代はバンドでギターを弾き、ひたすら運指などの基礎練習に励んだという。...
View Article【大震災から2カ月】ハイフェッツのヴァイオリンが東京に響いた日
1923年(大正12年)9月に起こった関東大震災の前後に、ふたりの偉大なヴァイオリニストが相次いで日本を訪れた。 ひとりはフリッツ・クライスラー。 1923年5月1日から5日間、帝国劇場で来日リサイタルを行った。 ギャラはワンステージ5,000円。当時の日本では家1軒が軽く購入できるほどの破格の金額であったという。...
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