日本勢4大会連続入賞
9月6日~14日、イタリア・ゴリツィアで開催された「第38回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」で、日本の栗原壱成さんが第2位(最高位)と3つの特別賞を受賞した。
栗原さんは昨年の同コンクール(第37回)でも第5位に入賞しており、2大会連続入賞を果たした。
同コンクールでは、日本の中村太地さんも第35回(2016)に第5位、第36回(2017)に第3位となっており、これで日本勢が4大会連続で入賞する快挙となった。
今回の出場は25名(日本5名)、セミファイナル進出14名(日本2名)、ファイナル進出6名(日本1名)。
栗原さんはファイナルのプロコフィエフ2番で、安定した技巧から引き出された多彩な響きで作品世界の独特の抒情性と躍動感を精妙に描き切った。
受賞者
1st Prize €12000
Not awarded
2nd Prize €6000
Issei Kurihara(Japan)
3rd Prize €4000
Chaofan Wang(China)
4th Prize €2500
Tianren Xie(China)
5th Prize €2000
Namhyn Kim(South Korea)
6th Prize €1500
Mariia Lundina(Russia)
7th Prize €1000
Irenè Fiorito(Italy)
Special Prize
・for the best interpreter of a Studio-Caprice for solo violin by 12 Studios-Caprices, Op. 25, by Camillo SIVORI, rev. F. Luciani;
・for the best performer of the Capriccio Fantasia no. 1 for violin by Lorenzo SBAFFI;
・for the best interpreter of a XXth Century piece or Sonata;
Issei Kurihara(Japan)
栗原壱成さんは、「第64回(2010)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・東京大会第3位、「第37回(2018)ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」第5位、「第2回(2018)ウラジーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール」第3位。