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【藝高入試2018】 ヴァイオリン専攻 第2回合格者発表

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1月22日16時半、「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(藝高)入試のヴァイオリン専攻第2回目の実技試験の結果が発表された。

ヴァイオリン専攻15名が最終セレクションへ

音階とエチュード(ローデ13番)による第1回試験を通過した18名が、ラロ:スペイン交響曲 第1楽章を演奏、15名が合格した。

15名は、1月23日の楽典・聴音・新曲視唱・副科ピアノ、24日の一般教科(国・英・数)・面接の試験に臨む。

昨年の藝高入試ヴァイオリン専攻は、受験27名⇒第1回合格19名⇒第2回合格14名⇒最終合格11名。(一昨年は37名⇒24名⇒15名⇒13名)

今年はここまで、受験25名⇒第1回合格18名⇒第2回合格15名と推移している。

また、同じく1月22日に実施されたその他の弦楽器専攻の第1回実技試験(1回のみ実施)の結果も発表され、ヴィオラ1名、コントラバス1名、ハープ1名が、1月23日・24日の試験に進んだ。(受験者4名中3名が専攻実技合格 / 昨年は8名中5名)

1月23日(火)は、22日午後から降り続く首都圏の大雪の影響で交通機関の乱れが予想されるため、試験時間割が変更された。

例年より1時間ほど集合時間が繰り下げられ、午前9:35に受験生総合控室(3階)に集合し、点呼。

10:05~10:35に聴音、10:50から新曲視唱、続いて作曲・弦楽器・管打楽器専攻は12:25から副科ピアノ、昼食休憩をはさんで、14:30~15:20に楽典の試験が行われる。※全試験が終了するまで校外に出ることはできず、昼食は持参の上、総合控室でとる。

平成30年度「ヴァイオリン専攻第2回合格者発表(2018/1/22)(藝高公式サイト

photo by 663highland


【藝高入試2018】 最終合格者40名、競争率2.43倍

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ヴァイオリン専攻の最終合格者は13名

1月25日13時、平成30(2018)年度「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(藝高)入試の最終合格者が発表された。

今年の最終合格者数は計40名(12専攻)。昨年より3名少なかった。

受験者は計97名(17専攻)、競争率は2.43倍だった。(昨年は109名⇒43名で2.53倍、一昨年は119名⇒41名で2.90倍)

合格者の専攻別内訳は、ピアノ14名、ヴァイオリン13名、ヴィオラ1名、コントラバス1名、ハープ1名、フルート2名、オーボエ1名、クラリネット1名、ファゴット1名、ホルン1名、打楽器1名、筝曲3名だった。

ピアノとヴァイオリンは昨年より2名増、その他弦楽器(3名)は昨年より1名減。

管打楽器は6専攻計7名で、昨年より1名減。

作曲は合格者がなかった。(昨年は1名)

昨年・一昨年と受験者全員が合格していた邦楽は、7名が受験し3名が合格。昨年より4名減少した。

ヴァイオリン専攻は受験者25名が、1月20日の第1回試験(音階とローデ13番)で18名、1月22日の第2回試験(ラロ:スペイン交響曲1楽章)で15名に絞られ、23日の楽典・聴音・新曲視唱・副科ピアノ、24日の学科試験(国・英・数)と面接を経て、最終合格者13名が決まった。(昨年は27名⇒19名⇒14名⇒11名、一昨年は37名⇒24名⇒15名⇒13名)

「平成30年度入試 最終合格者発表ならびに最終合格者説明会のご案内」(藝高公式サイト)

北川千紗さん第2位、安田理沙さん第5位 シンガポール国際

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99_gal_faci_big_02aphoto : Yong Siew Toh Conservatory of Music

2015年の第1回にも出場し、セミファイナルに進出、惜しくもファイナルには届かなかった。

入賞を期して再び臨んだ今回、トップ3による協奏曲対決のグランドファイナルへの進出を決めた。

相対するは、「2015ハノーファー国際」覇者とコンクール主催の「ヨン・シュウトウ音楽院」ティーチング・アシスタント。

一歩も引けをとらず、完成度の高いシベリウスで聴衆を魅了した。

日本勢、W入賞の快挙

2018年1月28日~2月8日、シンガポールで「第2回シンガポール国際ヴァイオリンコンクール」が開催され、日本の北川千紗さん(東京藝術大学3年)が第2位、安田理沙さん(東京藝術大学1年)が第5位に入賞した。北川さんは聴衆賞も受賞した。

同コンクールには今回、事前審査に通過した34名のうち29名が出場、セミファイナルに12名(日本2名)、ファイナルに6名(日本2名)、グランドファイナルに3名(日本1名)が駒を進めた。

第1ラウンドから圧倒的な迫力とスケール感で聴かせた北川千紗さんは、グランドファイナルでシベリウスの協奏曲をシンガポール交響楽団と共演。ダイナミズムと細部への真摯な追求が、周到な解釈と相まって、楽曲の真髄を鮮やかに描き出し、第2位と聴衆賞を獲得した。

東京藝大のSSP(飛び入学)で学部1年に在学する安田理沙さんは、多彩で鮮明な輪郭の音色と的確なパースペクティヴによりリリシズムを一層際立たせる演奏が冴え、惜しくもグランドファイナル進出は逃したものの、第5位に入賞した。

優勝は、ロシアのセルゲイ・ドガーディン(Sergei Dogadin)さんで、「第9回(2015)ハノーファー国際ヴァイオリンコンクール」第1位、「第1回(2016)上海アイザック・スターン国際ヴァイオリンコンクール」第2位。

Prize Winners

1st Prize USD 50,000
Sergei Dogadin(Russia)

2nd Prize USD 25,000
Chisa Kitagawa(Japan)

3rd Prize USD 15,000
Oleksandr Korniev(Ukraine)

4th Prize USD 6,000
Laurel Gagnon(USA)

5th Prize USD 5,000
Lisa Yasuda(Japan)

6th Prize USD 4,000
Xiaoxuan Shi(China)

・Audience Prize: Chisa Kitagawa
・Best Performer of Commissioned Work: Luke Hsu
・Best Performance of Bach: Elly Suh
・Best Performance of Paganini Caprice: Sergei Dogadin
・Goh Soon Tioe Violin and Piano Recital Prize: Sergei Dogadin
・Master Bow by Pierre Guillaume awarded to Best Singaporean Performer: Gabriel Ng

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北川千紗さんは、「第61回(2007)全日本学生音楽コンクール」小学校の部・名古屋大会第1位、「第83回(2014)日本音楽コンクール」第3位。国際コンクールでは、「第7回(2011)ベートーヴェン国際コンクール」17歳以下の部第1位、「第1回(2015)シンガポール国際ヴァイオリンコンクール」セミファイナリスト、「第1回(2016)ナウェンチュフ国際ヴァイオリンコンクール」第4グループ(音大レヴェル)第1位及び総合グランプリ、「第1回(2017)バルトーク国際ヴァイオリンコンクール」で3つの特別賞を受賞。

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安田理沙さんは、「第64回(2010)全日本学生音楽コンクール」小学校の部・全国大会第2位、「第65回(2011)全日本学生音楽コンクール」小学校の部・全国大会第1位、「第68回(2014)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・東京大会第1位。国際コンクールは、「第9回(2015)若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」第2位、「第1回(2017)シュロモ・ミンツ国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門(7〜17歳)第3位と、ジュニア国際コンで着実に実績を重ね、「2017シンガポール・ヴァイオリン・フェスティバル・コンペティション」シニア部門でグランプリ。

公式サイト

公式フェイスブック

【藝大入試2018】ヴァイオリン60名、ピアノ125名が志願

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【前年比】ヴァイオリン4名増、ピアノ8名増

2月25日(日)から平成30年度東京藝術大学音楽学部の入学試験(個別試験)が始まった。

器楽科は2月25日(日)~27日(火)に専攻実技第1回の試験が行われるが、これに先立ち前日の2月24日(土)に各専攻の集合時間と注意事項が発表された。

集合時間表から、今年の器楽科各専攻の志願者数が判明、志願者数は全体で438名で、昨年(447名)より9名減少した。

ヴァイオリンは60名で、前年より4名増え、ピアノも125名と前年より8名増加した。一方、その他弦楽器は3名減り、管打楽器は12名減少した。

各専攻別の今年の志願者数は以下の通り。※カッコ内は昨年

  • ピアノ125名(117名)、オルガン3名(3名)、ヴァイオリン60名(56名)、ヴィオラ6名(9名)、チェロ13名(12名)、コントラバス12名(11名)、ハープ1名(3名)、フルート32名(40名)、オーボエ13名(19名)、クラリネット30名(27名)、ファゴット6名(7名)、サクソフォーン30名(30名)、トランペット27名(25名)、ホルン22名(20名)、テナー・トロンボーン11名(13名)、バス・トロンボーン5名(5名)、ユーフォニアム5名(10名)、チューバ10名(11名)、打楽器23名(22名)、チェンバロ1名(3名)、リコーダー3名(3名)、バロック・ヴァイオリン0名(1名)、計438名(447名)

昨年は、器楽科全体で志願者447名中438名が受験し、最終合格者は101名(※)で、実質競争倍率は4.34倍だった。※東京藝大入試情報サイトの「平成29年度入学者選抜試験結果」による。最終合格者発表時点(2017年3月12日)では102名だった。

ヴァイオリン専攻は昨年、56名が志願、36名が第1次合格、28名が第2次合格、20名が最終合格、志願倍率は2.80倍だった。

今年のヴァイオリン専攻の課題曲は、
第1回(1次)がカール・フレッシュ:スケール・システム ロ短調とパガニーニ:24のカプリース 第11番、第2回(2次)はバッハ:無伴奏ソナタ 第2番 第1楽章とメンデルスゾーン:協奏曲 第1楽章。

専攻実技第1回の結果は、弦楽器とピアノが2月28日(水)16:00~、管打楽器が3月2日(金)16:00~に発表される。

「入試日程・合格発表」(東京藝術大学入試情報サイト)

【藝大入試2018】ヴァイオリン25名、ピアノ32名が最終へ

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【第2次競争倍率】 ヴァイオリン2.40倍、ピアノ3.91倍、テナー・トロンボーン11.00倍、サクソフォーン7.50倍

3月3日~5日、東京藝大音楽学部器楽科の第2回専攻実技試験(※)が行われ、3月6日に合格者が発表された。(※古楽のチェンバロ、リコーダーは3月5日に1回のみ専攻実技試験を実施した)

古楽を除く器楽科全体の志願者は434名。専攻実技第1回試験に合格した198名が第2回試験に進み、125名が合格した。(古楽チェンバロの志願者は1名、実技合格者は1名。リコーダーは志願者3名、実技合格者は3名だった)

第2次合格者の志願者数に対する競争倍率(第2次競争倍率)は全体平均で3.47倍。(昨年は440名が志願、131名が第2次合格、第2次競争倍率は3.36倍だった)

ヴァイオリン専攻は60名が志願、第1回実技試験(音階とパガニーニ 第11番)に合格した33名が、第2回実技試験(バッハ:無伴奏ソナタ 第2番 第1楽章とメンデルスゾーン:協奏曲 第1楽章)に臨み、25名が合格、第2次競争倍率は2.40倍だった。(昨年は56名が志願、36名が1次合格、28名が2次合格、2次競争倍率は2.00倍)

第2次合格者は3月7日に実施される聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノの試験に臨む。

最終合格者は3月12日13:00に発表される。

2018年度 器楽科の志願者数・合格者数・倍率

志)志願者数、①合)第1次合格者数、①率)第1次競争倍率、②合)第2次合格者数、②率)第2次競争倍率 ※古楽を除く。カッコ内は昨年

ピアノ
志)125、①合)60、①率)2.08、②合)32、②率)3.91
(117、60、1.95、33、3.55)

オルガン
志)3、①合)3、①率)1.00、②合)3、②率)1.00
(3、2、1.50、1、3.00)

ヴァイオリン
志)60、①合)33、①率)1.82、②合)25、②率)2.40
(56、36、1.56、28、2.00)

ヴィオラ
志)6、①合)5、①率)1.20、②合)5、②率)1.20
(9、6、1.50、5、1.80)

チェロ
志)13、①合)9、①率)1.44、②合)7、②率)1.86
(12、9、1.33、7、1.71)

コントラバス
志)12、①合)7、①率)1.71、②合)6、②率)2.00
(11、8、1.38、6、1.83)

ハープ
志)1、①合)1、①率)1.00、②合)1、②率)1.00
(3、2、1.50、2、1.50)

フルート
志)32、①合)16、①率)2.00、②合)9、②率)3.56
(40、13、3.08、8、5.00)

オーボエ
志)13、①合)6、①率)2.17、②合)4、②率)3.25
(19、8、2.38、4、4.75)

クラリネット
志)30、①合)12、①率)2.50、②合)7、②率)4.29
(27、12、2.25、7、3.86)

ファゴット
志)6、①合)3、①率)2.00、②合)3、②率)2.00
(7、5、1.40、5、1.40)

サクソフォーン
志)30、①合)11、①率)2.73、②合)4、②率)7.50
(30、11、2.73、6、5.00)

トランペット
志)27、①合)6、①率)4.50、②合)4、②率)6.75
(25、7、3.57、4、6.25)

ホルン
志)22、①合)11、①率)2.00、②合)5、②率)4.40
(20、8、2.50、4、5.00)

テナー・トロンボーン
志)11、①合)4、①率)2.75、②合)1、②率)11.00
(13、4、3.25、3、4.33)

バス・トロンボーン
志)5、①合)2、①率)2.50、②合)2、②率)2.50
(5、3、1.67、1、5.00)

ユーフォニアム
志)5、①合)2、①率)2.50、②合)1、②率)5.00
(10、4、2.50、2、5.00)

チューバ
志)10、①合)3、①率)3.33、②合)2、②率)5.00
(11、4、2.75、2、5.50)

打楽器
志)23、①合)4、①率)5.75、②合)4、②率)5.75
(22、7、3.14、3、7.33)


志)434、①合)198、①率)2.19、②合)125、②率)3.47
(440、209、2.11、131、3.36)

器楽科以外の各科の試験進行・合格状況(3月6日現在)
  • 作曲科(募集人員15名):志願54名、第1次(和声)合格41名、第2次(厳格対位法・コラール課題)合格32名、第3次(自由作曲)合格23名。3月7日聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノ・ピアノ新曲・面接。
  • 指揮科(募集人員2名):志願3名、第1次(聴音・新曲視唱・指揮実技)合格2名、第2次(指揮実技・初見視奏・器楽試験・適性検査・音楽一般試問)合格2名。3月6日第3回(和声)、3月7日楽典・副科ピアノ。
  • 声楽科(募集人員54名):ソプラノ志願152名、第1次(課題曲)合格80名、第2次(自由曲)合格47名。アルト志願19名、第1次合格12名、第2次合格9名。テノール志願30名、第1次合格17名、第2次合格13名。バス志願30名、第1次合格15名、第2次合格11名。3月5日第3次(コールユーブンゲン、新曲視唱、リズム課題)、3月7日聴音・楽典・副科ピアノ。
  • 邦楽科(募集人員25名):志願46名、第1次(課題曲)合格30名、第2次(自由曲・課題曲・口頭試問※)合格26名。3月7日楽典。※他に専攻によって初見試奏を課す。
  • 楽理科(募集人員23名):志願46名、第1次(国語・外国語)合格32名、3月6日第2次(和声・小論文)、3月7日聴音・楽典・新曲視唱・リズム課題・副科ピアノ(副科ヴァイオリンは3月4日)。
  • 音楽環境創造科(募集人員20名):志願81名、第1次(学力検査:音楽)合格63名、2月27日第2次(小論文)・3月3日~6日第2次(面接 ※自己表現を含む)。

「入試日程・合格発表」(東京藝術大学入試情報サイト)

【藝大入試2018】 音楽学部 器楽科 106名が最終合格

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【最終競争率】 ヴァイオリン2.61倍、ピアノ4.81倍、テナー・トロンボーン11.00倍、チューバ10.00倍

3月12日13:00、平成30(2018)年度東京藝術大学音楽学部入試の最終合格者が発表された。

音楽学部全体では、志願者899名のうち、247名が最終合格(募集人員237名) 、競争率(志願者数÷最終合格者数)は3.64倍だった。(昨年は志願896名、最終合格240名、競争率3.73倍)

器楽科は、志願者438名のうち、106名が最終合格(募集人員98名)、競争率は4.13倍。(昨年は志願447名、最終合格102名※、競争率4.38倍) ※最終合格者発表時点(2017年3月12日)。但し、2018年の大学公表データでは101名。

器楽科ヴァイオリン専攻の最終合格者数は23名で、昨年(20名)より3名増加、競争率は2.61倍だった。(昨年は2.80倍)

ピアノの最終合格者数は26名(昨年25名)、ヴィオラ4名(4名)、チェロ6名(7名)、コントラバス5名(5名)、ハープ1名(2名)。

弦楽器全体では昨年より1名増の39名、管打楽器全体では昨年より1名減の35名だった。

最も競争率が高かったのはテナー・トロンボーンの11.00倍、次いでチューバの10.00倍だった。

【器楽科】志願者数・合格者数・倍率
専攻 志願 1次 2次 最終 倍率
ピアノ 125 60 32 26 4.81
オルガン 3 3 3 2 1.50
ヴァイオリン 60 33 25 23 2.61
ヴィオラ 6 5 5 4 1.50
チェロ 13 9 7 6 2.17
コントラバス 12 7 6 5 2.40
ハープ 1 1 1 1 1.00
フルート 32 16 9 7 4.57
オーボエ 13 6 4 2 6.50
クラリネット 30 12 7 5 6.00
ファゴット 6 3 3 3 2.00
サクソフォーン 30 11 4 4 7.50
トランペット 27 6 4 4 6.75
ホルン 22 11 5 3 7.33
テナートロンボーン 11 4 1 1 11.00
バストロンボーン 5 2 2 1 5.00
ユーフォニアム 5 2 1 1 5.00
チューバ 10 3 2 1 10.00
打楽器 23 4 4 3 7.67
チェンバロ 1 1 1 1.00
リコーダー 3 3 3 1.00
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【作曲科・声楽科・指揮科・邦楽科・楽理科・音楽環境創造科】志願者数・合格者数・倍率
専攻 志願 1次 2次 3次 最終 倍率
作曲 54 41 32 23 15 3.60
声楽 231 124 80 54 4.28
指揮 3 2 2 2 1.50
邦楽 46 30 26 25 1.84
楽理 46 32 24 1.92
音環 81 63 21 3.86

※声楽科の内訳:ソプラノ(志願152・1次80・2次47・最終32・倍率4.75)、アルト(志願19・1次12・2次9・最終6・倍率3.17)、テノール(志願30・1次17・2次13・最終10・倍率3.00)、バス(志願30・1次15・2次11・最終6・倍率5.00)

「入試日程・合格発表」(東京藝術大学入試情報サイト)

大野有佳里さんが第2位 ヴァルセシア・ムジカ国際コンクール

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日本勢、4大会連続上位入賞の快挙

5月13日〜18日、イタリア・ヴァルセシアで開催された「第34回ヴァルセシア・ムジカ国際コンクール」ヴァイオリン&オーケストラ部門で、日本の大野有佳里さんが第2位と特別賞を受賞した。

同コンクール同部門では、2015年に鈴木愛理さんが、2016年に荒井優利奈さんがそれぞれ第2位(最高位)、2017年に福田廉之介さんが第1位となっており、日本勢が4大会連続で上位入賞を果たす快挙となった。

課題曲をコンチェルトのみに絞った定評ある同コンクール同部門には、世界各国から主要国際コンで入賞実績のあるコンテスタントらも多く参戦し、例年、ハイレベルな入賞争いが展開されている。1999年には庄司紗矢香氏が優勝している。

今回は、43名(日本4名)がエントリー、セミファイナルに11名(日本2名)、ファイナルに3名(日本1名)が進出した。

受賞者

1st Prize € 8,000
Simon Zhu(Germany)

2nd Prize € 3,000
Yukari Ohno(Japan)

2nd Prize € 3,000
Oleksandr Pushkarenko(Ukraine)

“Inner Wheel” Special Prize € 1,000
Yukari Ohno(Japan)

大野有佳里さんは、「第62回(2008)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・全国大会第1位、「第11回(2009)ヴィエニャフスキ&リピンスキ国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門第5位、「第4回(2017)ヴァスコ・アバジエフ国際ヴァイオリンコンクール」第2位・特別賞。

公式サイト

公式フェイスブック

【関連記事】

【日本人が優勝】 イタリアの2つの国際コンクールで

荒井優利奈さんが第2位 ヴァルセシア・ムジカ国際コンクール

伊ヴァルセシア国際コンクール、鈴木愛理さんが第2位(最高位)

【動画】「第10回国際ジュニア音コン」A部門(未就学児)入賞者

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2017年8月21日・22日、五反田文化センター音楽ホールで行われた「第10回国際ジュニア音楽コンクール」の受賞者(順位入賞者)による演奏動画集。

「第10回(2017)国際ジュニア音楽コンクール」ヴァイオリンA部門(未就学児)

第1位 吉村妃鞠 さん

モーツァルト 作曲 / ヴァイオリン協奏曲 第3番 第1楽章

第2位 中西百香 さん

リーディング 作曲 / コンチェルティーノ Op.24 第3楽章

第2位 廣川心海 さん

ビショップ 作曲 / ホーム スイート ホーム

第3位 酒部崇次郎 さん

ヴィヴァルディ 作曲 / 協奏曲 イ短調 第1楽章

第3位 加藤菜々子 さん

リーディング 作曲 / 協奏曲 ロ短調 第3楽章

第4位 小島世伊良 さん

ザイツ 作曲 / 協奏曲 第5番

第4位 樋口怜央奈 さん

バッハ 作曲 / メヌエット

第4位 冨山日嵩 さん

ベイリー 作曲 / ロングロングアゴー

第4位 早川愛美花 さん

アッコーライ 作曲 / 協奏曲 第1番

「国際ジュニア音楽コンクール」公式サイト

「国際ジュニア音楽コンクール」公式フェイスブック

photo by Jorge Roya


【動画】「第10回国際ジュニア音コン」B部門(小1・2)入賞者

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2017年8月21日・22日、五反田文化センター音楽ホールで行われた「第10回国際ジュニア音楽コンクール」の受賞者(順位入賞者)による演奏動画集。

「第10回(2017)国際ジュニア音楽コンクール」ヴァイオリンB部門(小1・2)

第1位 井上佳音 さん

ヴィエニャフスキ 作曲 / スケルツォ・タランテラ

第1位 立野心瑚 さん

ヴィエニャフスキ 作曲 / 協奏曲 第2番 第1楽章

第2位 西尾美香 さん

クライスラー 作曲 / プレリュードとアレグロ

第3位 尼留 奏 さん

ベリオ 作曲 / 協奏曲 第9番 第1楽章

第3位 柴田 亮 さん

クライスラー 作曲 / プレリュードとアレグロ

第4位 冨山英那 さん

ベリオ 作曲 / 協奏曲 第9番 第3楽章

第5位 小野田香音 さん

ヘンデル 作曲 / ソナタ 第6番 第1・2楽章

第5位 三又礼子 さん

ヴィヴァルディ 作曲 / 協奏曲 ホ長調 第1楽章

「国際ジュニア音楽コンクール」公式サイト

「国際ジュニア音楽コンクール」公式フェイスブック

photo credit: Steve Snodgrass via photopin cc

【動画】「第10回国際ジュニア音コン」C部門(小3・4)入賞者

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2017年8月21日・22日、五反田文化センター音楽ホールで行われた「第10回国際ジュニア音楽コンクール」の受賞者(順位入賞者)による演奏動画集。

「第10回(2017)国際ジュニア音楽コンクール」ヴァイオリンC部門(小3・4)

第1位 小林茉楽 さん

ラロ 作曲 / スペイン交響曲 第1楽章

第2位 川瀬眞子 さん

ヴィエニャフスキ 作曲 / 協奏曲 第2番 第3楽章

第2位 坂井ほのか さん

テン・ハーヴェ 作曲 / アレグロ・ブリランテ

第3位 氏家 潤 さん

ベリオ 作曲 / バレエの情景

第4位 羅 悠飛 さん

カバレフスキー 作曲 / 協奏曲 第3楽章

第5位 唐木奈緒 さん

ローデ 作曲 / 24のカプリース 第5番

第5位 深沢香穂子 さん

ブルッフ 作曲 / 協奏曲 第1番 第3楽章

第6位 江畠篤也 さん

ローデ 作曲 / 24のカプリース 第5番

「国際ジュニア音楽コンクール」公式サイト

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photo credit: pellaea via photopin cc

【動画】「第10回国際ジュニア音コン」D部門(小5・6)入賞者

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2017年8月21日・22日、五反田文化センター音楽ホールで行われた「第10回国際ジュニア音楽コンクール」の受賞者(順位入賞者)による演奏動画集。

「第10回(2017)国際ジュニア音楽コンクール」ヴァイオリンD部門(小5・6)

第1位 川口桃空 さん

ヴュータン 作曲 / 協奏曲 第4番 第1楽章

第2位 塩沢英太 さん

ラロ 作曲 / スペイン交響曲 第1楽章

第3位 マカヴォック孝仁 さん

サラサーテ 作曲 / 序奏とタランテラ

第3位 岸 万美子 さん

ヴィエニャフスキ 作曲 / 協奏曲 第2番 第1楽章

第4位 長野礼奈 さん

ハイドン 作曲 / 協奏曲 第4番

第4位 飯田真珠子 さん

ローデ 作曲 / 24のカプリース 第5番

第4位 大岩宝新 さん

ローデ 作曲 / 24のカプリース 第5番

第5位 井上陽介 さん

ヘンデル 作曲 / ソナタ 第2番 第1・2楽章

第6位 木内さゆみ さん

ヴュータン 作曲 / 協奏曲 第4番 第1楽章

第6位 阿久津泰平 さん

ブルッフ 作曲 / 協奏曲 第1番 第3楽章

「国際ジュニア音楽コンクール」公式サイト

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photo credit: GospelVespers201601_17 via photopin (license)

【動画】「第10回国際ジュニア音コン」E部門(中学生)入賞者

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2017年8月21日・22日、五反田文化センター音楽ホールで行われた「第10回国際ジュニア音楽コンクール」の受賞者(順位入賞者)による演奏動画集。

「第10回(2017)国際ジュニア音楽コンクール」ヴァイオリンE部門(中学生)

第1位 渡邉 響 さん

パガニーニ 作曲 / 24のカプリース 第22番
バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 サラバンド
ヴィオッティ 作曲 / 協奏曲 第22番 第1楽章

第2位 立野華凛 さん

パガニーニ 作曲 / 24のカプリース 第22番
バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 サラバンド

第3位 高橋嬉春 さん

サン=サーンス 作曲 / 協奏曲 第3番 第1楽章

第3位 久井歌乃 さん

チャイコフスキー 作曲 / 協奏曲 第1楽章

第4位 鈴木真悠 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 サラバンド
パガニーニ 作曲 / 24のカプリース 第20番

第5位 鈴木双葉 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 サラバンド
パガニーニ 作曲 / 24のカプリース 第20番

第6位 江口航太郎 さん

サン=サーンス 作曲 / ハバネラ

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photo credit: The Old Violin via photopin (license)

【動画】「第10回国際ジュニア音コン」F部門(高校生)入賞者

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2017年8月21日・22日、五反田文化センター音楽ホールで行われた「第10回国際ジュニア音楽コンクール」の受賞者(順位入賞者)による演奏動画集。

「第10回(2017)国際ジュニア音楽コンクール」ヴァイオリンF部門(高校生)

第1位 吉田薫子 さん

バルトーク 作曲 / 無伴奏ソナタ 第4楽章

第1位 安田絢音 さん

ショスタコーヴィッチ 作曲 / 協奏曲 第1番 第3楽章カデンツァから第4楽章

第2位 木村彩乃 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 アルマンド・クーラント・サラバンド・ジーグ

第2位 遠井彩花 さん

シベリウス 作曲 / 協奏曲 第1楽章

第3位 富田悠介 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 アルマンド・クーラント・サラバンド・ジーグ

第3位 松本志絃音 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 シャコンヌ

第4位 中澤星音 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 アルマンド・クーラント・サラバンド・ジーグ

第4位 柳澤良音 さん

バッハ 作曲 / 無伴奏パルティータ 第2番 アルマンド・クーラント・サラバンド・ジーグ

「国際ジュニア音楽コンクール」公式サイト

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長尾春花さんが第1位 カール・フレッシュ国際コンクール

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日本勢が2大会連続入賞

6月3日~10日、ハンガリーのモションマジャローヴァールで開催された「2018カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール」で、日本の長尾春花さんが優勝した。

今回、同コンクールには36名(日本4名)が出場し、6月4日~6日に予選(バッハ:無伴奏+パガニーニ:カプリース+ハンガリー作曲家の現代曲)、6月7日にセミファイナル(モーツァルト:協奏曲+ヴィルトゥオーゾ・ピース)が行われ、長尾春花さんら4名が6月9日のファイナル(協奏曲をオーケストラと共演)に進出した。

同コンクールは、ヨーロッパ地域以外から参加する場合は、最低2年間のヨーロッパ留学を経験していることが条件となっている。

前回の2013年には、日本の伊藤亜美さんが第2位に入賞している。

受賞者

1st Prize
Haruka Nagao (Japan)

2nd Prize
Eryu Feng (China)

2nd Prize
Louisa Staples (Great Britain)

3rd Prize
Julia Turnovsky (Austria)

長尾春花さんは、「第58回(2004)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・全国大会第1位、「第76回(2007)日本音楽コンクール」第1位、第1回(2007)宗次エンジェルヴァイオリンコンクール」第1位、「第3回(2007)仙台国際音楽コンクール」第6位、「2008ロン=ティボー国際コンクール」第5位、「第4回(2010)仙台国際音楽コンクール」第3位、
「第1回(2016)ドミニク・ペカット国際ヴァイオリンコンクール」第3位、「2016ジャンルカ・カンポキアーロ国際音楽コンクール」第1位・特別賞。現在、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めている。

公式サイト

“BREAKING | Prizes Awarded at Hungary’s 2018 Carl Flesch International Violin Competition”(”The Violin Channel”)

【藝高】 平成31年度 東京藝大附属高入試 課題曲発表

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2012年度と同じ課題曲

2018年9月13日13:00、平成31(2019)年度の「東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校」(以下、藝高)の入試課題曲(専攻実技と副科ピアノ)が発表された。

発表によれば、ヴァイオリン専攻の実技課題曲は、第1回が音階+ ローデ14番、第2回が サン=サーンス:協奏曲 第3番 第3楽章 で、2012年度と同じセットとなった。

第1回のローデ:24のカプリースからの出題は2015年度から5年連続、2014年度に“サプライズ”のバッハ(無伴奏ソナタ 第3番 第3楽章・第4楽章)が出た以降は、完全に過去の藝高の定番路線に戻った。

第2回のサン=サーンスは、2016年度に第1楽章が出ている。2017年度のモーツァルトの後は、2018年度がラロ、2019年度がサン=サーンスと、ロマン派が2年連続することとなった。

専攻実技 ヴァイオリン

【第1回】

① カール・フレッシュ:スケール・システム (Carl Flesch:Scale System) より
ハ長調(C-dur) 譜例①(ヴァイオリン)を参照のこと
(A)音階,分散和音,分散 3 度,半音階
(B)3 度の重音
(C)6 度の重音
(D)8 度の重音
(E)フィンガード・オクターヴ
(F)10 度の重音
(注)指定されたテンポやスラーを厳守すること。フィンガリングは自由。

② ローデ:24のキャプリスより 第14番
(Rode:24 Caprices No.14)
(注) 楽譜の版は特に指定しない。

【第2回】

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品61(Saint=Saëns:Violin Concerto No.3 h-moll Op.61)より
第3楽章(ピアノ伴奏付き)
(注) 楽譜の版は特に指定しない。
伴奏は、本校試験係員が行い、当日試験前に1回リハーサルを行う。
間奏等は短縮される場合がある。

願書の受付期間は、2018年12月1日(土)~12月4日(火)※すべて郵送。調査書の受付は2019年1月4日(金)~8日(火)※すべて郵送。

入学試験期間は、2019年1月20日(日)~25日(金)※入試掲示は1月19日(土)で、「入学試験に関する注意事項」「第1回集合時間」「ピアノ専攻課題曲演奏箇所」が掲示される。

尚、今回発表された実技試験課題曲以外の平成31年度入試に関する事項については,『平成31年度生徒募集要項』にて発表される。要項は,平成30年10月31日(水)以降に配布予定。郵送による募集要項の請求依頼は,平成30年11月22日(木)まで。※学校に要到着。

「2018年9月13日(木) 平成31年度入学試験音楽実技課題曲発表」(「藝高」公式サイト)

藝高入試 過去14年の第1回と第2回の課題曲の変遷

  • (2005年実施)
    ローデ:13番
    サンサーンス:協奏曲 3番 3楽章
  • (2006年実施)
    ローデ:4番
    ヴュータン:バラードとポロネーズ
  • (2007年実施)
    ローデ:11番
    ブルッフ:協奏曲 1番 3楽章
  • (2008年実施)
    ローデ:19番
    ヴィオッティ:協奏曲 22番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
  • (2009年実施)
    ローデ:20番
    モーツァルト:協奏曲 4番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
    ※この年から1次の音階(カール・フレッシュ)でフィンガード・オクターブと10度がなくなる。
  • (2010年実施)
    ローデ:23番
    モーツァルト:協奏曲 1番 1楽章(カデンツァなし)
  • (2011年実施)
    ローデ:13番
    モーツァルト:協奏曲 5番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
  • (2012年実施)
    ローデ;14番
    サン=サーンス:協奏曲 3番 3楽章
    ※1次の音階(カール・フレッシュ)で4年ぶりにフィンガード・オクターブが復活。
  • (2013年実施)
    ローデ:19番
    モーツァルト:協奏曲 4番 1楽章(カデンツァはヨアヒム)
    ※1次の音階(カール・フレッシュ)で5年ぶりに10度が復活。
  • (2014年実施)
    バッハ:無伴奏ソナタ 3番 3・4楽章
    ヴィエニャフスキ:協奏曲 2番 1楽章
  • (2015年実施)
    ローデ:20番
    ラロ:スペイン交響曲 5楽章
  • (2016年実施)
    ローデ:16番
    サン=サーンス:協奏曲 3番 1楽章
  • (2017年実施)
    ローデ:11番
    モーツァルト:協奏曲 4番 1楽章(カデンツァなし)
  • (2018年実施)
    ローデ:13番
    ラロ:スペイン交響曲 第1楽章
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外村理紗さんが第2位 インディアナポリス国際コンクール

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一昨年は、学生音コン全国大会優勝。

昨年は、日本音コン第2位。

そして今年、17歳の超新星は、いきなり世界の舞台で躍動した。

挑んだのは、シニア国際コン3大メジャーの一角、インディアナポリス国際。

日本人として実に6大会24年ぶりに入賞を手にした。

メジャー大会、10代で入賞の快挙

2018年9月2日~15日、アメリカ・インディアナポリスで「第10回インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール」が開催され、日本の外村理紗さん(17歳 / 東京音大付属高2年)が第2位に入賞した。

同コンクールは「エリザベート王妃国際」、「チャイコフスキー国際」と並ぶ世界3大ヴァイオリンコンクールの一角。

日本人の入賞は、第4回(1994年)の神谷美千子氏(第5位)以来、6大会24年ぶりの快挙となった。

同コンクールには今回、事前審査を通過した40名のうち38名(日本7名)が出場、セミファイナルに16名(日本3名)、ファイナルに6名(日本1名)が駒を進めた。

他の国際コンクールで入賞実績のある強豪が次々とラウンド進出を逃す中、外村さんは初挑戦のメジャーの大舞台にも臆することなく、10代でただひとりファイナル進出を決めた。

平均年齢差9歳、国際コンの実績豊富な他5名のファイナリストを向こうに回し、前半セッションでモーツァルト:協奏曲5番とクライスラー:中国の太鼓を指揮者なしの室内楽オケと、後半セッションでチャイコフスキー:協奏曲をレナード・スラットキン指揮:インディアナポリス交響楽団と共演、冴え渡る技巧で様式下の自在、劇的展開中のリリシズムを描出しつつ、力感漲る主張性に富んだ響きを聴かせ、第2位を獲得した。

第1位はリチャード・リンさん。「第15回(2016)ヴィエニャフスキ国際」第5位、「第1回(2016)上海アイザック・スターン国際」第5位、「第9回(2015)ハノーファー国際」第3位、「第1回(2015)シンガポール国際」第2位、「第5回( 2013 )仙台国際」第1位。

受賞者

1st Prize $30,000
Richard Lin (27, Taiwan/United States)

2nd Prize $15,000
Risa Hokamura (17, Japan)

3rd Prize $10,000
Luke Hsu (28, United States)

4th Prize $7,000
Anna Lee (23, United States)

5th Prize $6,000
Ioana Cristina Goicea (25, Romania)

6th Prize  $5,000
Shannon Lee (26, United States/Canada)

外村理紗さんは、「第66回(2012)全日本学生音楽コンクール」小学校の部・全国大会第2位、「第70回(2016)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・全国大会第1位、「第86回(2017)日本音楽コンクール」第2位。

公式サイト

“BREAKING | VC Young Artist Richard Lin Awarded 1st Prize at Indianapolis CompPrizes”(”The Violin Channel”)

【日本人が連続入賞】オーストリア、イタリアの国際コンクールで

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「ブラームス国際」で第2位

9月2日~9日、オーストリア・ペルチャッハで開催された「第25回ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のヴァイオリン部門で、日本の西山舞音さん(18歳 / ウィーン国立音大)が第2位に入賞した。

同コンクール同部門では、前回(2017年)、日本の中村太地さんが第1位を獲得しており、日本人の連続入賞となった。

今回の出場は51名(日本8名)、セミファイナル進出16名(日本2名)、ファイナル進出3名(日本1名)。

受賞者

1st Prize €2500
Eva Zavaro(France)

2nd Prize €1500
Maine Nishiyama(Japan)

3rd Prize €500
Julia Turnovsky(Austria)

西山舞音さんは、「第4回(2017)ヴァスコ・アバジエフ国際ヴァイオリンコンクール」第1位。

公式サイト

「西山さんがバイオリン2位 ブラームス国際コンクール」(9月8日付「産経ニュース」)

「リピツァー国際」で第5位

)9月7日~16日、イタリア・ゴリツィアで開催された「第37回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」で、日本の栗原壱成さん(東京藝大4年)が第5位と2つの特別賞(高い芸術性に対し授与される Anna Piciulin特別賞とモーツァルト最優秀解釈賞)を受賞した。また、加藤周作さんが聴衆賞(ベストセミファイナリスト賞)を受賞した。

同コンクールでも、前回(2017年)、日本の中村太地さが第3位を受賞。日本人の連続入賞となった。(栗原さんは前回、セミファイナリストで、2つの特別賞を受賞)

今回の出場は34名(日本6名)、セミファイナル進出15名(日本3名)、ファイナル進出6名(日本1名)。

受賞者

1st Prize €12000
Matthew Hakkarainen(United States)

2nd Prize €6000
Hawijch Elders (Holland)

3rd Prize €4000
Simon Ximeng Zhu (Germany)

4th Prize €2500
Hui Hua (China)

5th Prize €2000
Issei Kurihara(Japan)

6th Prize €1500
Simon Wiener(Switzerland)

栗原壱成さんは、「第64回(2010)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・東京大会第3位。「2018ソウル国際音楽コンクール」セミファイナリスト、「第36回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」セミファイナリト・特別賞(ロドルフォ・リビツァー文化協会賞、20世紀ソナタ最優秀演奏賞)。

公式サイト

“Prizes Awarded at Italy’s 2018 Lipizer International Violin Competition”(”The Violin Channel”)

栗原壱成さんが第3位 スビヴァコフ国際コンクール

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「リビツァー国際」第5位獲得直後にロシアへ

9月17日〜21日、ロシア・ウファで「第2回ウラジーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール」が開催され、日本の栗原壱成さん(22歳 / 東京藝大4年)が第3位に入賞した。

栗原さんは同コンクールの第1ラウンドが始まる3日前に、イタリアのゴリツィアでファイナルが行われた「第37回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」で第5位を獲得した。

イタリアとロシアのローカル都市間の移動を伴う超過密日程の中、一気呵成の勢いに乗り、高いレヴェルの集中力を途切らせず、短期間での連続入賞の快挙を達成した。

同コンクールはロシア連邦の中央部に位置するバシコルトスタン共和国の首都ウファで開催され、第1回(2016)には日本の鈴木舞さんが第2位に入賞した。

同コンクールでは、第1位〜第3位の入賞者に楽器が贈呈され、今回は第1位にイタリア・モダンの名器、1912年製のリッカルド・アントニアッツィ(Riccardo Antoniazzi *)、第2位には1848年製のフレンチ(Jules Grandjon)、第3位にはロシアのコンテンポラリー(Igor Ulitsky)がそれぞれ贈られた。*14万ドル相当

出場は12名(日本1名)、セミファイナル進出7名(日本1名)、ファイナル進出4名(日本1名)。

受賞者

1st Prize
Maria Duenas(Spain)

2nd Prize 
Fyodor Beznosikov (Russia)

3rd Prize 
Issei Kurihara(Japan)

4th Prize
Stepan Starikov(Russia)

栗原壱成さんは、「第64回(2010)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・東京大会第3位。「2018ソウル国際音楽コンクール」セミファイナリスト、「第36回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」セミファイナリト・特別賞(ロドルフォ・リビツァー文化協会賞、20世紀ソナタ最優秀演奏賞)、「第37回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」第5位・特別賞(Anna Piciulin特別賞、モーツァルト最優秀解釈賞)。

公式サイト

坪井夏美さん第5位、吉本梨乃さん第6位、クライスラー国際

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9月20日~30日、オーストリア・ウィーンで「第9回フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリンコンクール」が開催され、日本の坪井夏美さん(25歳 /
ウィーン・コンセルヴァトリウム音大修士課程)が第5位、吉本梨乃さん(15歳 / 東京音大付属高校1年・ウィーン国立音大ギフテッドコース)が第6位に入賞した。

同コンクールの本審査は4ラウンド構成で、今回は出場52名(日本12名)のうち17名(日本7名)がセミファイナルへ、6名(日本2名)がファイナルⅠへ、3名がガラファイナルへ駒を進めた。

日本勢2名はガラファイナルへの進出は惜しくも逃したものの、楽友協会ブラームスホールで行われたファイナルⅠでは、坪井夏美さんがショスタコーヴィチ:協奏曲1番、吉本梨乃さんがチャイコフスキー:協奏曲をピアノ伴奏で演奏。

坪井さんは変転するモチーフを的確に捉えた訴求力に富む響きで、吉本梨乃さんはスケール感の中に15歳とは思えない緻密な演奏設計を感じさせる響きで聴かせ、それぞれ第5位と第6位を獲得した。

受賞者

1st Prize € 15,000
Milan Al-Ashhab(Czech)

2nd Prize € 12,000
Alice Lee(Canada)

3rd Prize € 10,000
Paul Kropfitsch(Austria)

4th Prize € 7,000
Soo-Hyun Park(South Korea)

5th Prize € 6,000
Natsumi Tsuboi(Japan)

6th Prize € 5,000
Rino Yoshimoto(Japan)

坪井夏美さんは、「第61回(2007)全日本学生音楽コンクール」中学校の部・全国大会第3位、「第81回(2012)日本音楽コンクール」第3位、「第12回(2014)東京音楽コンクール」第1位、「2015マイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクール」第4位。

吉本梨乃さんは、「第68回(2014)全日本学生音楽コンクール」小学校の部・大阪大会第1位、「第5回(2013)エミル・カミラロフ国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門(14歳以下)第1位・ベストアーティスト賞、「第23回(2016)ヨハネス・ブラームス国際コンクール」セミファイナリスト・審査員特別賞、「第24回(2017)ヨハネス・ブラームス国際コンクール」セミファイナリスト・特別賞(ヴァディム・レーピン賞)、「2018パドヴァ国際音楽コンクール」弦楽器部門第1位・全部門グランプリ・ヴィルトゥオーゾ賞(飛び級参加)。

公式サイト

“BREAKING | Prizes Awarded at Vienna’s 2018 Kreisler International Violin Competition”(”The Violin Channel”)

【藝大】 平成31年度 東京藝大入試 課題曲発表

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2年連続でメンコン1楽章

10月5日、平成31(2019)年度の東京藝術大学(以下、藝大)音楽学部 入学者選抜試験の試験内容及び課題曲が発表された。

発表によれば、器楽科ヴァイオリン専攻の実技課題曲は、第1回(1次)がカール・フレッシュ:スケール・システム ニ短調とパガニーニ:24のカプリース 第9番、第2回(2次)はバッハ:無伴奏パルティータ 第3番 第2楽章(ルール)とメンデルスゾーン:協奏曲 ホ短調 第1楽章。

第1回は、2015〜2018年度に続き、音階+パガニーニの組み合わせとなり、2014年度には音階とイザイ:無伴奏ソナタが出されるという  “サプライズ” があったものの、それ以降は藝高の入試課題曲と同様、完全に定番路線へと回帰した。

また第2回は、2018年度と同じく、2年連続でメンデルスゾーン:協奏曲 ホ短調 第1楽章が選ばれた。メンコンは過去11年間で5度(※)も出ており、こちらも藝大の選考ポリシーをストレートに反映した選曲となった。(※)2008年・2009年・2013年・2015年・2018年

器楽科 弦楽器 ヴァイオリン専攻

【第1回】

(A)音階
カール・フレッシュ:スケール・システム (Carl Flesch:Scale System) より ニ短調(d minor)で、次のイ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘの各種を下記を参照し、譜例のとおり演奏すること。

(イ)音階,分散和音,分散 3 度,半音階
(ロ)3 度の重音
(ハ)6 度の重音
(ニ)8 度の重音
(ホ)フィンガード・オクターヴ
(ヘ)10 度の重音

※すべてレガートとし,リズムやスラーはハ長調(C Major)に準ずる。 なお重音のスラーは(ヘ)を含めて全て2拍ずつのスラーとする。 フィンガリングは自由とする。

(B) Paganini:24 Caprices Op.1 より
第9番 ホ長調

(注)すべて暗譜とし、使用する楽譜の版は特に指定しない。
時間の都合により一部を省略させることがある。
演奏は(A)(B)の順とする。

【第2回】

(A)J. S. Bach:無伴奏パルティータ第3番 ホ長調(E major)BWV1006 より Loure 
 ※繰り返しはなしとする

(B) Mendelssohn : Violin Concerto ホ短調(E minor)Op.64 より 第1楽章 Allegro molto appassionato

(注) すべて暗譜とし、使用する楽譜の版は特に指定しない。
(B)はピアノ伴奏付きで演奏する。
(伴奏者は本学で用意する。伴奏者の同伴は認めない。伴奏合わせは試験直前に行う。)
時間の都合により一部を省略させることがある。
演奏は(A)(B)の順とする。

「平成31年度 東京藝術大学音楽学部・別科入学者選抜試験 試験内容及び課題曲」(PDFファイル)(東京藝大入試情報サイト)

【ヴァイオリン専攻】3年連続の志願者増なるか?

2019年度の器楽科全体の募集人員は、例年通り98名。この98名のうちの若干名が、2018年11月に試験を行う音楽学部SSP(Special Soloist Program)「飛び入学」による募集となる。募集3年目となった2018年度の「飛び入学」は、2名が受験し、合格者はなしだった。(募集初年度の2016年度は4名受験、合格者なし、2017年度は2名受験、合格者1名)

器楽科の2018年度入試は、志願者438名のうち、106名が最終合格し、競争率は4.13倍だった。(2017年度は志願447名、最終合格102名、競争率4.38倍、2016年度は志願412名、最終合格102名、競争率4.04倍。2015年度は志願429名、最終合格99名、競争率4.33倍)

また2018年度のヴァイオリン専攻は、志願60名、1次合格33名、2次合格25名、最終合格は23名だった。(2017年度は志願56名、1次合格36名、2次合格28名、最終合格20名、2016年度は志願44名、1次合格30名、2次合格26名、最終合格23名。2015年度は志願46名、1次合格27名、2次合格22名、最終合格18名)

3年連続での志願者増がなるかどうか。今回の動向が注目される

尚、2018年7月に発表された入学者選抜要項によれば、2019年度入試の弦楽器 専攻実技第1回は、2019年2月25日~27日、第2回は3月4日・5日。それぞれで合否が発表され、音楽に関する基礎能力検査(聴音書き取りと楽典の筆記試験、新曲視唱とリズム課題の実技試験)と副科ピアノの実技試験は3月7日に実施される。

2019年度入試の専攻楽器別のより詳細な日時等は、2018年12月上旬に公表される「学生募集要項」(ウェブ掲載のみ)に記載される「入学試験実施日程表」で明らかとなる。

「平成31年度入学者選抜要項」(PDFファイル)(東京藝大入試情報サイト)

藝大入試 過去11年間の第1回と第2回の課題曲の変遷

  • 平成20年(2008年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:カプリース24番
    ・第2回 バッハ:無伴奏パルティータ1番ブーレ+メンデルスゾーン:協奏曲ホ短調1楽章
  • 平成21年(2009年)実施
    ・第1回 音階+バッハ:無伴奏ソナタ3番ラルゴ・アレグロアッサイ
    ・第2回 メンデルスゾーン:協奏曲ホ短調1楽章
  • 平成22年(2010年)実施
    ・第1回 音階+バッハ:無伴奏パルティータ3番プレリュード+パガニーニ:カプリース20番
    ・第2回 チャイコフスキー:協奏曲1楽章(カデンツァの終わりまで)
  • 平成23年(2011年)実施
    ・第1回 音階+バッハ:無伴奏ソナタ1番フーガ
    ・第2回 パガニーニ:協奏曲1番1楽章(カデンツァなし)
  • 平成24年(2012年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:カプリース9番
    ・第2回 バッハ:無伴奏パルティータ3番ルール+プロコフィエフ:協奏曲1番1楽章
  • 平成25年(2013年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:18番
    ・第2回 バッハ:無伴奏パルティータ3番ガヴォット+メンデルスゾーン:協奏曲ホ短調1楽章
  • 平成26年(2014年)実施
    ・第1回 音階+イザイ:無伴奏ソナタ4番1楽章
    ・第2回 バッハ:無伴奏ソナタ1番シチリアーノ+ヴュータン:協奏曲5番1楽章(カデンツァの前まで)
  • 平成27年(2015年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:23番
    ・第2回 バッハ:無伴奏パルティータ1番ブーレ+メンデルスゾーン:協奏曲ホ短調1楽章
  • 平成28年(2016年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:4番
    ・第2回 バッハ:無伴奏パルティータ1番サラバンド+チャイコフスキー:協奏曲1楽章
  • 平成29年(2017年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:24番
    ・第2回 バッハ:無伴奏パルティータ2番アルマンド+シベリウス:協奏曲1楽章
  • 平成30年(2018年)実施
    ・第1回 音階+パガニーニ:11番
    ・第2回 バッハ:無伴奏ソナタ2番グレイヴ+メンデルスゾーン:協奏曲ホ短調1楽章
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